
活動地域
多摩キャンパス・神奈川県相模原市・東京都町田市・東京都新宿区

1.目的・活動のきっかけ
「捨てるより、分け合おう」
プロジェクト名のHTLとは、Hand To food Loss, Hand To home Lessという二つの意味が込められています。その名の通りこのプロジェクトではコンビニや家庭などでまだ食べられるのに廃棄してしまう食材を、食べることに困っている路上生活者(ホームレス)や子供、学生に配ることで、フードロス問題と生活困窮の問題を同時に解決できないだろうかと考えたことをきっかけに結成しました。現在は「困っている人を助けたい」という思いで日々活動しています。
2.イベント・プロジェクトの雰囲気
「食の架け橋を担い、みんなを笑顔に」
- 11月 マルシェでフードドライブ
- 12月 クリスマスマーケットでフードドライブ・府中での炊き出し
- 定期 新宿スープの会
11月にSICのTeam Ethical主催のマルシェに参加して家庭などで余ったレトルトやおかしなどの食材を集めるフードドライブを実施しました。
大学の職員を中心に多くの方々が食材を持ってきてくださり、2日間の実施でコンテナボックス2個超の食材が集まりました。集めた食材は町田市の子供食堂に寄付しました。さらに、そのイベントに来た34人の学生などに貧困に関するアンケートを取りました。
定期的に、路上生活者訪問を行っている「新宿スープの会」に参加し、ホームレスの方々と交流しています。活動をする中で直接ホームレスの方とお話をする機会があります。関わる前は怖いというイメージを持っていましたが、実際にお話をすると、とてもフレンドリーでいろいろな話をしてくれます。普段の生活ではなかなか聞けないような話を聞けるのもこの活動をしていて楽しいことの一つです。
どの活動にも一貫して食料を無駄にせず人々をつなげ笑顔にしたいという思いで活動しています。
3.これから
「困っている人へ全力サポート!」
11月のマルシェで実施した学生対象に実際にどれくらい生活に困っているか調査したアンケートでは、多くの大学生は時間がなくて朝ごはんを食べられてないという結果が出ました。この結果から、ワンカップで食べられる「時短」朝食のアイデアを考案するなど大学生の困難に寄り添った活動していきたいと考えています。
また、他大学でもフードドライブを実施しているところがあるため、同じ活動を行う学生同士で交流を広げ、困っている人を助けるための活動の幅を広げていきたいです。
そして、今後も活動を通じて見つけたさまざまな“困難”に寄り添い、より多くの、ときには見落とされがちな人にも手を差し伸べる取り組みをプロジェクト一丸となって全力で取り組んでいきます!
4.学生スタッフの注目ポイント
HTLは、活動のターゲットを路上生活者に限定せず、「困っている人みんな」と広く設定しています。一般的にターゲットを絞ることが求められるなか、あえて対象を広げることで、大学生の困窮といった新たな視点を得ることにもつながっています。今後も、活動を通じて見つけたさまざまな“困難”に寄り添い、より多くの、ときには見落とされがちな人にも手を差し伸べる取り組みへと発展していくのではないでしょうか。
SNS
記事 川畑快晴
取材 山下友梨子・篠田大知・花岡蒼士・川畑快晴









