
活動地域
神奈川県相模原市 若葉台住宅

1.目的・活動のきっかけ
「つなぐ、広げる、未来へ—若葉台プロジェクト再始動!」
若葉台プロジェクトは、現代福祉学部のゼミ活動として行われていた活動の基盤を引き継ぎ、2024年に復活しました。若葉台住宅は緑豊かで庭付きの個別住宅が並ぶ魅力的な地域ですが、高齢化率が約57%を超え、今後の空き家増加が懸念されています。
また、住民同士の交流は活発であるものの、参加層が固定化しているという課題もあります。そこで、学生が世代間の架け橋となり、より幅広い住民が交流し、若葉台住宅への愛着を深めることが重要です。具体的には、既存イベントへの参加や新規企画の運営、SNS発信や移住促進の取り組みを通じて、地域全体の活性化を図ります。さらに、自治会と連携し、グリーンスローモビリティの活用など、地域の持続可能な発展に貢献することも目指しています。
2.イベント・プロジェクトの雰囲気
「笑顔がつながる、若葉台の輪」
- 通年 YYわかば、スマホ教室
- 不定期 あそぼうさい(年1.2回開催予定)
- 7月 納涼祭
- 10月 ハロウィンイベント
- 12月 クリスマスイベント
若葉台プロジェクトの活動は、エネルギッシュで活気に満ちています。自治会長や地域の方々は学生を送迎や、次回のイベントへの招待など、熱心にサポートしてくださっています。コミュニティカフェ「YYわかば」では、学生がコーヒーやお茶を提供しながら住民と交流し、次回のイベントチラシを配布するなどして、さらにコミュニティの輪を広げています。
地域の方とお話しをして世代間のギャップを感じる場面もありますが、それが新鮮な学びとなっています。プロジェクトメンバーは少数ながらも活動的で、次々と新しいイベントを計画しています。2024年度に活動を始めたばかりなので、これからたくさんの企画を実施できるよう、現在地域とのつながりを深めています。
3.これから
「未来へつなぐ、若葉台のふるさとづくり」
今後、プロジェクトでは「ふるさと計画」を進める予定です。この計画は、若葉台住宅の子どもたちが進学や就職で地域を離れても、帰ってきたいと思える町づくりを目指すものです。そのためには、小さい頃から町への愛着を持ち、思い出を作ることが重要であると考えています。現在、メンバーが少数のため、新たな参加者を募り、活動の幅を広げていきたいです。
さらに、若葉台住宅の再調査を実施し、データをもとに現状を分析し、地域の課題解決につなげる方針です。加えて、SNS発信や関係人口を増やす取り組みを強化し、地域内外の人々に若葉台住宅の魅力を伝えていきます。将来的には、全国の高齢化が進む住宅地に向けたモデルケースになることを目標としています。
4.学生スタッフの注目ポイント
若葉台住宅はもともと地域活動が活発で、多くの地域組織が存在しています。その熱意に応えるように、若葉台プロジェクトも積極的に活動しています。プロジェクトがさまざまな組織と連携することで、それぞれの活動が明確になり、地域全体の動きが見えやすくなってきたように思います。地域の熱意がプロジェクトを後押しし、プロジェクトの活動が地域のつながりをより強くする—そんな相乗効果が生まれているのではないでしょうか。
記事 吉田遥香
取材 小田馨太・花岡蒼士・吉田遥香






