法政大学ソーシャル・イノベーションセンター

　たまぼら館ヶ丘プロジェクトは、多摩キャンパスから徒歩圏内にある八王子市館町の館ヶ丘団地にて団地内の多世代交流を目的に活動しています。子どもから高齢者まで幅広い住民さんはみんなフレンドリーで、日々の活動やイベントで学生との交流を行なっています。
　活動は個人活動と全体活動に分かれており、個人活動は学生それぞれの空いている時間を利用し、団地内のさまざまなところでお手伝いを行なっています。

　個人活動で行なっている「団地タクシー」は、人を乗せることができる自転車を学生が運転し、住民の方々を最寄りのバス停から住居まで送り届ける活動です。高齢者が多い館ヶ丘団地ではバス停まで歩くことが難しい方もいるため、「団地タクシー」はとても重要な役割を果たしています。住民さんからの直接かけられる感謝の言葉は活動を続けていくやりがいにもなっています。
　その他の個人活動としては、月に一回団地内の子ども食堂のお手伝い、キッチンさくらのお手伝い、館ヶ丘小中学校で学習支援の活動や、スマホ相談会なども行なっています。
　また、全体活動として参加している春祭り・秋祭りでは、子どもから大人まで楽しめるクイズや射的、迷路などさまざまな出し物を企画し実施しています。

　館ヶ丘プロジェクトは、団地の住民さんと活動に参加している学生がお互いに名前を呼び合う関係性を構築することを目指しています。団地内に学生などの若い人が入ることにより、活気あふれる元気なイメージを創っていきたいと思います。自由で寛容な雰囲気がある館ヶ丘団地には魅力あふれる活動がたくさんあります。ぜひ一度遊びに来てみませんか？

　館ヶ丘プロジェクトの個人活動「団地タクシー」は、決まった活動日がなく、メンバーが授業の合間などの時間に団地を訪れて行っています。そのため、館ヶ丘団地にはイベント時だけでなく、日常的に学生がいることになります。長年にわたる地道な活動を通じて、館ヶ丘プロジェクトは住民さんにとって、学生がいることが特別なことではなく、日常生活の一部となっているのではないでしょうか。