
活動地域
東京都福生市・東京都八王子市 めじろ台第一会館・神奈川県横浜市 若葉台団地・法政大学研究棟 12 号館

1.目的・活動のきっかけ
「すべての世代に理科の力で貢献を!」
「わくわくほうせい!」は、幼稚園児から高齢者までの幅広い世代を対象に、理科に関するイベントを通して社会問題の解決を目指す団体です。活動地域は特定の場所に限定しておらず、依頼を受けた団体や地域の場で実験教室を開催しています。
現在は十数名の学生が中心となって活動しており、理科を「難しいもの」ではなく「楽しいもの」として伝えることを目標としています。さらに、地域課題の解決に向けた活動として、お弁当配布を行っている「館ヶ丘プロジェクト」との連携も検討しています。
将来的には、坂道の多い館ヶ丘のような地域においても、モビリティを活用してリーズナブルに弁当を届ける仕組みを実現することを目標としています。
2.イベント・プロジェクトの雰囲気
「参加者の心に刻む…」
- 4月 BBQ歓迎会
- 6月 福生環境フェスティバル
- 8月 めじろ台での実験イベント
- 9月 バーベキュー
- 12月 大学内での幼稚園生向け化学実験
- 1月 大学内での幼稚園生向け化学実験
- 1月 お別れ会
今年度は、「幼稚園2校での実験教室」「めじろ台での小学生向けの実験イベント」「フッ素の環境フェスティバルへの参加」という主に3つの活動を行いました。
幼稚園では、葉の葉脈に色ペンで色を塗り、栞を作る体験を実施し、参加した子どもたちから好評を得ました。小学生向けのイベントでは、小学3年生以下を対象にスライム作りを行い、子どもたちだけでなく保護者からも好評を得ました。
さらに今年度は、小学4年生以上を対象にクリップモーターの作成や、コイルの中で電池を振って電気を起こし豆電球を光らせる実験も実施し、低学年から高学年まで多くの参加者に楽しんでもらうことができました。
フッ素の環境フェスティバルでは、学生が実演する形で、紫キャベツによる色の変化の実験や、水の量によって音が変わる実験を実施しました。この実験イベントは、先輩方から受け継がれてきた活動の1つであり、これまでの取り組みを引き継ぎながら継続して行っています。
3.これから
「理科をもっと理解してもらえるようにするためには?」
今後の課題として、活動の引き継ぎ体制を整える必要があります。今年度は先輩からの引き継ぎが十分ではなく、関係者の連絡先やこれまで関わってきた人の情報が分からないなど、活動を進めるうえで苦労する場面がありました。こうした状況を踏まえ、今後はスムーズに活動を引き継げる仕組みを整えることが重要だと考えています。
また、多摩キャンパスは文系のキャンパスであるため、メンバーによって理科の得意・不得意に差があり、実験に関する知識や取り組み方にばらつきが見られます。そのため、実験内容をメンバー全員で共有し、イベント参加者からの質問に誰でも答えられる体制づくりを目指しています。さらに、SNSの活用を強化し、実験の様子や方法を発信することで、イベント参加者が自宅でも手軽に実験を楽しめるようにし、理科の楽しさをより多くの人に伝えていきたいと考えています。
4.学生スタッフの注目ポイント
取材を通して印象的だったのは、理科の楽しさを伝えるだけでなく、年齢や興味に合わせた工夫も考えている点です。例えば、幼稚園生や小学生向けのイベントには、理科が好きな子どもやイベントに興味を持っている保護者が子どもと一緒に参加することが多いです。一方で、理科に苦手意識を持ち始める中学生に対しては、幼稚園生や小学生向けのイベントと同じ取り組み方では興味を持ってもらうことが難しいという課題も明らかになりました。その中で、大学生が中学生に実験を披露するのではなく、大学生がアドバイザーのような立場となり、中学生が児童館などで実験イベントを実施できるように教えるというアイデアが挙げられました。この取り組みは、中学生が自ら理科の良さを広めることを促進し、理科に対する興味や関心を高める新たなきっかけになるのではないでしょうか。
記事 今村祐大
取材 鈴木爽真 ・今村祐大・ 大塚蒼斗



