
活動地域
SIC・多摩キャンパス

1.目的・活動のきっかけ
「食べ物が余っている場所と、足りない場所をつなぎたい」
プロジェクト名のHTLには、Hand To food Loss(フードロスへの手当て)と Hand To home Less(ホームレスへの手当て)という2つの意味が込められています。代表の臼井さんは1年生の春に、バイト先で1日にバスケット2個分もの食品が廃棄されている現場を目の当たりにしました。高校生の頃から活動で関わってきた生活困窮者の現状と重ね合わせ、「食べ物が余っている場所と足りない場所をつなぎたい」という思いからHTLが生まれました。現在は、こども食堂に通う町田市の小学生、生活に困窮する学生、新宿で路上生活を送る方々を対象に、フードロスと生活困窮という2つの課題を同時に解決すべく活動しています。
2.イベント・プロジェクトの雰囲気
「食の流れをつくり、人と人をつなぐ」
- フードドライブ(6月)
- 通年 新宿スープの会(土曜19時〜)
フードドライブでは、学内で食料を集めてこども食堂へ届ける回と、フードバンクから受け取って学生に配布する回を実施しました。相模原の農家「大ちゃんさん」からは規格外野菜を提供いただくなど、地域との繋がりも存在します。届けた食材は大根やパン、お菓子など多岐にわたり、こども食堂では、子どもたちに大変喜んでもらいました。一方、学内でのフードドライブの認知度は未だ低く、SNSやポスターでの告知など、広報面の強化にも力を入れていきます。「新宿スープの会」では毎週土曜日に路上生活者の方々のもとへ出向き、スープよりも対話・交流をメインに活動しています。話題は様々で、毎週通い続けることで顔なじみになり、活動外で新宿を歩いているときに挨拶を返してもらえるようになった、という体験が代表の心に深く残っています。気持ちがうまく伝わらず、難しさを感じる時もありますが、「あなたに興味があります」という思いを足を運び示し続けることで、徐々に親しくなっていくことに大きなやりがいを感じています。
3.これから
「多摩から広げる、困っている人への手」
2025年度からは学生支援にも力を入れ、相模原市の「未来応援事業」と連携したキャンパス内での食料配布を実施しました。今後はこども食堂での調理参加やキャンパス外でのフードドライブ開催など、現場との関わりをさらに深めていく予定です。新宿に比べ支援活動が少ない多摩地区で自分たちにできることを模索しながら、他大学の食料支援サークルとのネットワークも活かして活動の幅を広げていきます。
4.学生スタッフの注目ポイント
HTLの特徴は、「食料を届ける」をゴールとせず、その先の「人とのつながり」を大切にしている点です。食料の流れも「集めて届ける」と「受け取って配る」の両方向に対応するなど、現実的な課題にも柔軟です。フードロスと生活困窮という2つの課題を一本の線でつなごうとするHTLが、これまで積み重ねてきた地域とのつながりを糧に、多摩という新たなフィールドで更なる活躍を見せてくれるのではないでしょうか。
SNS
記事 窪田太朗
取材 吉田遥香・窪田太朗


