
活動地域
東京都八王子市 館ヶ丘団地

1.目的・活動のきっかけ
「世代を超えた交流を日常に」
館ヶ丘プロジェクトは、館ヶ丘団地を拠点に多世代交流の創出を目的として活動しています。館ヶ丘団地には、高齢者世帯から子育て世帯まで幅広い世代が暮らしていますが、日常の中で自然に関わる機会は多くありません。そこで、学生は団地活動のお手伝いにとどまらず、多様な世代が自然に交わる場をつくり、館ヶ丘団地の活性化に貢献しています。活動は団地自治会との連携を基盤としており、単発のイベントにとどまらず、継続的に地域と関わり続けることを重視しています。団地という生活の場に関わる中で、学生は支援する側にとどまらず、地域の一員として関係を築いていくことを目指しています。
2.イベント・プロジェクトの雰囲気
「関わるほど広がる、団地のコミュニティ」
- 団地タクシー(通年)
- らみい子ども食堂(子ども食堂)(通年)
- 学生カフェ(通年)
- 春祭り(5月)
- 広陵小学校での若葉台納涼祭(7月)
- ゆくのき学園での夏祭り(8月)
- 防災フェスティバル(9月)
- 秋祭り(11月)
館ヶ丘プロジェクトの特徴は、日常的な関わりとイベント運営の両軸にあります。「団地タクシー」は、屋根や客席を備えた電動アシスト自転車による送迎サービスで、高低差のある団地内での移動をサポートし、高齢者の外出機会を支えています。学生も運行に協力しており「家の前まで来てくれて助かる」といった声も多く、生活に密着した支援として機能しています。
月に一度開催される「らみい子ども食堂」では、学生は配膳に加え、子どもと遊んだり会話をしたりする役割も担っています。これにより、保護者は安心して、ゆっくりと食事を楽しめる環境が生まれています。実際にリピーターも多く、顔なじみの関係が築かれています。さらに、団地祭や餅つきといったイベントでは、学生が企画・運営の中心を担い、テント設営やステージの司会、音響など幅広い役割を担当しています。こうした経験を通じて、活動は単なるボランティアにとどまらず、実践的な学びの場にもなっています。
3.これから
「つながりを基盤に、より大きな役割へ」
館ヶ丘プロジェクトは、これまで築いてきた地域との関係を土台に、さらなる活動の拡大を目指しています。団地自治会からの新たなイベント提案にも積極的に関わり、学生ならではの強みであるデジタル活用や運営力を生かして、地域の中での役割を広げていく方針です。
一方で、メンバーの増加に伴う運営の難しさにも向き合っています。こうした課題に対する取り組みの一つが、「3プロ」です。3プロでは、毎月ランダムに3人1組のグループを作り、1ヶ月の間に食事や遊びなどの交流を行います。活動内容に制限はなく、一緒に過ごすことそのものを目的としています。普段関わりの少ないメンバー同士でも自然と会話が生まれ、メンバー間の関係構築が促進されています。今後もこうした仕組みを活かしながら、学生がどこまで地域に貢献できるのかを示し、地域からの信頼と役割をさらに広げていくことを目指しています。
4.学生スタッフの注目ポイント
館ヶ丘プロジェクトの魅力は、活動を通じて学生自身が大きく成長できる点にあります。イベント運営や広報、班のマネジメントなどを経験する中で、リーダーシップや調整力が実践的に養われています。特に印象的なのは、大人数の組織でありながらも、関係性の構築を大切にしている点です。3プロのような取り組みによって、メンバー同士が自然につながり、「自分もこのプロジェクトの一員だ」と実感できる環境が生まれています。また、地域との関わりを重ねることで、団地が第2の地元と感じられるようになった学生も多く見られます。学生の行動が地域に影響を与え、その反応がまた学生のモチベーションにつながる好循環が、このプロジェクトの大きな魅力なのではないでしょうか。
SNS
記事 栗本大馳・吉田遥香
取材 舘茉日乃・鈴木爽真














